[孵化した雛を大事に育てる]
孵化して間もない雉の雛は寒さに弱く、以前は寝ずに番をする生産者さんがいました。いまは、孵化器の温度を約40度に保ち、24時間体制で管理しています。孵化した雛は鶏舎に移し、こだわりの餌と水で育てます。雉の雛は成長が早く、約2週間で、両手で抱えるほどの大きさになります。
[餌と水にも梼原町のものを]
生産のこわだりは、餌と水です。餌には、梼原町産の農作物のほか、菌床栽培の椎茸や町内産のブドウの搾りカスなどを使用してブレンド。食の安全だけでなく、規格外品で廃棄される農産物なども利用し、食品ロス削減にも貢献しています。水は、四万十川に流れる源流域の湧水を使用。四国カルストの麓から湧き出る清らかに澄んだ水を飲ませています。
[広い鶏舎で自由に放し飼い]
令和4年11月に鶏舎を新設。面積は371.28㎡で、ストレスなく自由に動きまわれる放し飼いの飼育環境をつくりました。四万十川に流れる谷川の近くにあり、豊かな自然に囲まれています。標高は600m。梼原町は冬に積雪の日もあり、その寒暖差が、臭みがなく、肉付きや脂のりが良い雉を育てています。
[脂がのる季節に丁寧にさばく]
雉は約1年で成育します。雉をさばく時期は、脂が一番のる寒い季節。令和5年3月に新設した食肉加工施設で、熟練した職人が手作業で丁寧にさばきます。安心安全、衛生管理はもちろん、細心の注意を払って、しっかり検品した商品をお届けします。